gloopsの創始者

現在、多くのソーシャルアプリなどの運営を行っていることで知られている会社として、gloopsという会社があるのをご存知でしょうか。このgloopsは現在の経営者と創始者とが違う人物であり、創業当初と現在とではその運営の内容についてもかなり違いが生じています。ここでは、gloopsの創始者であり、最初の経営者でもあった梶原吉広という人物がどのような人物で、どのような考えでgloopsを発展させてきたのか、ということについて紹介します。

gloopsの創始者であった梶原吉広が創立したのは、gloopsという名前の会社ではありませんでした。最初は別名の、グローバル・メディアソリューションという会社であり、現在とは全く違っている、広告代理店としてスタートしています。それどころかインターネット系の広告代理店ですらなく、最初は紙媒体向けの広告代理店としての活動からスタートしているのです。その後、梶原吉広はSNSの流行に合わせてインターネットに展開できるような事業を考えるようになりました。そして展開されることになったのが次世代型プラットフォームnendoでしたが、これはあまり大きな人気を誇ることはできませんでした。

そういった中で梶原吉広がgloopsを大きく発展させるきっかけとなったのが、携帯電話向けのSNSと、そのSNSと連携しつつ利用することができるモバイル向けのソーシャルゲームでした。このソーシャルゲーム、渋谷クエストは高い人気を集めることになり、モバイルゲームのポータルサイトのオープンに合わせてリリースされると、一気に30万人にも上る利用者を集めることに成功しています。

その後梶原吉広はこのgloopsを通して多くのソーシャルゲームの開発とリリースを行なってきました。渋谷クエストのリリースと同年には大乱闘ギルドバトルというゲームが開発されており、その翌年には大熱狂プロ野球カードというゲームが展開されることになりました。この中でも特に大熱狂プロ野球カードについては高い人気を誇るようになり、現在でもまだ続いているゲームの一つです。他のSNSとの連携についても考えつつ展開を行なってきたのがgloopsの特徴であり、梶原吉広の運営の特徴でもある部分でした。現在梶原吉広は代表を退き、シンガポールを拠点に活動を行うようになっていますが、今後の展開も期待されている人物であることは代わりません。